無力と罪悪感による不眠

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医学的知識はないので、不眠症の正確な定義は分かりませんが、私の場合、夜中に目が覚めてしまい、朝方近くまで眠れない状態が、一年近く続きました。

疲れているのにベッドに入ってもなかなか寝付けず、ようやく眠る事が出来ても夜中に目が覚めてしまい、悲観的な事ばかり考え、朝方近く僅かばかりの眠りに落ちて、寝不足の状態で出社していました。

不眠の原因は仕事だと分かっており、不眠を引き起こす原因を解決出来ない事も分かっており、自分一人で解決出来ない状況下である事を理解すれば理解する程、症状は深刻になりました。

自分で言うのも何ですが、精神的にはタフな方だと自認していましたし、実際苦境に陥っても、何らかの策があると考える方でした。

そんな自分が不眠に悩むなんてと思いながら、不眠が改善されそうな様々な方法を試しました。
枕も変えました。グリナも試しました。アロマテラピーも試しました。整体にも行きました。気分転換も心がけました。

でも何を試しても夜中に目が覚めるのです。

子どもの頃、眠る直前まで遊び回り、電池が切れた様に眠りに落ちる事が出来た頃が如何に幸せだったか思い出し夜中に涙しました。

当時の私は、外資のファイナンスでオーナーへの損益報告、売上分析を担当していました。
日本の現状を報告すると共に、今後の方針を決めて行く資料作成の仕事を楽しんで行なっていました。

そんな仕事をしていく中で、自分の無力と罪悪感に苛まれる出来事にぶつかりました。

どこの会社も自社努力だけでは回避出来ない外的要因での欠損はあるはずです。
その欠損に関して、正当な説明を行いつつ、日本でのローカライズの重要性をオーナーに説明していた優秀な営業責任者の同僚がいました。

的を得た説明で、結果的にはオーナーの判断ミスをつく内容に、オーナーは日本社員に人望のある営業責任者の粗探しとしか思えない売上分析資料作成を私に要求してきました。
あらゆる角度からの資料作成を要求され、結局はオーナーが欲しがるデータを提出するるまで資料作成を続けさせられました。

私の作成した資料はもちろん実態に即した数字でしたが、彼の責任を問える数字にばかりフォーカスし、彼の貢献度を正当に評価する事なく、拡大解釈し責任追及を行いました。

結果、彼は会社を去る事になりました。

彼は彼の才能を発揮する職場になかなか恵まれず、1年近く経過し、ようやく彼が本領発揮出来る仕事に出会えたと人伝にきき、涙が出たのを覚えています。

私の精神的要因の不眠は、一筋の涙と共に解消しました。

不眠症は治る

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